2024年12月11日 経済学部
2024年11月5日火曜日に、1983年に経済学部経済学科を卒業された茂木誠氏(モリタニ・ダイキン株式会社 人事総務部部長)にご講演いただきました。受講生によるご講演内容の紹介と感想は、以下の通りです。
〈要約〉
茂木誠さんは、学生時代に自動車部での活動を通じて車や機械に関わる中で、興味を持ち、商社マンとして海外勤務を目指して守谷商会に入社しました。守谷商会は、産業用の機械を中心に取り扱う会社であり、電力会社向け商品や官公関連にも携わっています。配属先の名古屋では、上下水道局、交通局を担当し、電力会社向けの大規模機械の販売に従事しました。名古屋勤務中も海外勤務への夢を捨てず、英語の勉強に励みましたが体調不良により海外支店での勤務は実現できませんでした。キャリアビジョンに揺らぎが生じる中、人事部へ異動となり、新たな視点から社員や組織を見ることで視野が広がり、資格取得に挑戦しました。挫折と成功を繰り返しながらも人事としての成長を遂げ、20年近く人事部として活躍しています。現在はモリタニ・ダイキンの人事総務部長として、社員一人ひとりがモチベーション高く働けるよう支援し、若手社員だけではなく、中堅社員や管理職へのサポートも重視しています。また、組織の横の繋がりを強化することにより、チーム力を高めています。茂木さんの成功の裏側には、常に学ぶ姿勢を忘れずにさまざまな経験を積んできたということがいえます。茂木さんは、これらの取り組みを通じて社員の成長を支え、組織全体の活力を引き出すことに尽力しています。
〈感想〉
茂木さんは、常に学ぶ姿勢がある方であると感じました。入社後も、以前からの夢であった海外勤務を目指し英語の勉強に励んだり、部署異動後は社労士の資格を取得したりと学びを止めない姿勢に感動しました。だからこそ、色々な経験を積むべきだという言葉は重みがあり、私も今後の社会人生活では挑戦する気持ちを忘れないでいようと思いました。そして、茂木さんが守谷商会に入社したきっかけを聞いて、自分の興味あることを仕事にすることは入社後のモチベーションにもなると気づきました。私は就職活動をしている中で、自分に合う企業、職種がまだわかっていません。茂木さんの「自分に合う企業はきっとある」という言葉が、印象に残っています。そのためには、自ら動いて吸収しようとする姿勢が求められますし、色々な経験を積むことで自分に合う企業に出会えると思いました。受け身にならず、自ら動く姿勢を意識していきたいと思います。これからも、キャリアビジョンは自分で描くものだからこそ、自分の納得いく過ごし方をしていきたいです。